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聖心会の Sr. 鈴木秀子さんのメッセージ

聖心会の Sr. 鈴木秀子さんのメッセージ
Good News Collection 2011年3月22日 火曜日
もしや、どこかでもうご覧になっているかもしれませんが、友人からの転送メールを転載します。
聖心会のSr.鈴木秀子のメッセージです。

大人たちへ
こうした自然災害を乗り越える過程は長い過程です。自分自身に対して、以下のことを大切に。

不安はしばしば、生理的にも心理的にも軽い興奮状態を引き起こします。
これによって、不必要に感情があふれだしたり、いらいらしやすくなったりします。

一 見、いつもよりも動けそうに思えて動いてしまうことで、知らぬうちに身体的な疲労が蓄積したりします。
今はそんな自分に「落ち着こう」と声をかけてください。自分を守るために大切なことです。
自分をこうして守ることが周りにいる人も安心させます。

* テレビの映像はあまり長時間続けて見ないことをおすすめします。
インターネットの文字情報やラジオの声からの情報に切り替えるように意識してください。
目からの情報は思いもよらない衝撃を心に与えます。
特に子どもには気をつけてあげてください。こういう時期にアニメや映画をみるなんてと思われるかもしれませんが、時々はそういうものをみることを許してください。もちろん、情報は必要です。
映像なしで得るか、短時間でやめて横になったり、別の作業をしたりしてみましょう。

* こういうときは、まるで「自分はたいしたことができていない」、「全く価値がないかのように感じる」ということがよくあります。不安はごまかさなくていいのです。大人だって不安になります。不安は悪い感情ではありません。この感情があるから、人間は慎重になれるし、回りを観察しようとしますし、情報を得ようとします。自分を守ろうとするときにだいじな感情です。不安な人が人の役に立たないということはありません。
他者と痛みを共有し、一緒に立ち上がり、支えあうことを実現する大事な感情なのだということを忘れないでください。

* こういう時こそ、「やわらかい心を意識してもつ」ことです。極端な情報の解釈を人に押しつけたり、偏った情報から「こうなんだ」と結論を急いだりしないようにしましょう。こういうときには、ストレスからささいなことで人や状況に腹がたつこともあるかもしれませんが、今、悪者や敵を作らないように意識してください。協力しあう仲間がいることを理解し、多々不手際や不便なことがあっても、「限界のあるなかで頑張っている」という思いで、他者への感謝の心を忘れ ないようにこころがけましょう。

子どもの周りの大人たちへ

*まず子どもたちを安心させよう。そのために、
㈰「今」は安全であること、ひとりぼっちでないこと、事態は変化していこうとしていることを伝えてあげてください。

㈪ 子どもからの質問には、面倒がらずに耳を傾けてください。子どもの年齢なりに、また性格や経験、知能に応じて様々な疑問があります。ときに、どんなことも 大人に質問していいという雰囲気をつくることはむずかしいことがあります。
答えがわからなくなったり、大人が絶望していたりするときがそうです。
答えが分からないことは分からないといってもいいのです。そっとそばにいたり、体をなでたりするだけでもいいのです。
「よく聞いてくれたね。」といってあげましょう。なによりも、子どもに対して「そんなこときくな」「しらなくていい」という返答はしないように。また、繰り返し同じ質問してくることがありますが、こうやって子どもなりに不安に立ち向かおうとしているので、同じ答えでいいので淡々と答えてください。
それから、絶望しているときには、大人も誰かに話しかけて、不安や疑問を出してみることをまずおすすめします。

㈫いくら事実だからといって、子どもの年齢や性格を考慮し、むやみに不安をあおるような情報を提供しないよう慎重に言葉を選んだり表現を選んだりしてください。子どもが疑問に思ってないことや、聞いてきたことではないことまで、詳細に語る必要はありません。大人が、情報の解釈を押し付けたり、偏った情報や少ない情報で結論を急いだりしないようにしましょう。しばしば、大人のほうが不安なので、このように話してしまうことがあります。
大人が柔らかい心をもつ ことを意識しておきましょう。

㈬どきどきしたり、気持ち悪くなったりといった身体症状や、怖いことばかり考えたり、怖い夢をみたりということがあるかもしれません。が、そうしたことはおかしなことではないと安心させてあげてください。
異常な事態での正常な反応です。大人が「おかしくなってしまった」と心配したり、認めまいとしたりすると子どもはもっと不安になります。一ヶ月を超えてまだ、以前の様子と違うようであれば専門家が必ず力を貸してくれます。

*どんな気持ちも否定しないでください。「くよくよするな」「気にするな」などというと子どもは自分の気持ちをどうしたらいいかわからなくなります。どんな気持ちも彼らの一部です。「そんな気持ちになっても当然だよ」と答えた後で、「でも、今、たくさんの人が、安全な状況になるために協力してくれているからね」と他者への感謝の気持ちを表してください。こういうときに、大人が感謝の気持ちをもっていることを子どもが知るのは勇気をもてます。

* できるだけ不必要な変化をしないように。つまり日常の習慣、たとえば、夕飯前は手をあわせて「いただきます」ではじめるとか、寝る前の儀式的なものなどできる範囲で「いつもどおり」を大事にしてあげてください。
普段使っているとか、以前に好きだった毛布やぬいぐるみなどもそばにおいておきましょう。
排泄や、食事、睡眠時に赤ちゃんがえりをすることがあるかもしれませんし、前は一人でできたことができなくなったり、ささいなことで泣き出したりすることがあるでしょう。大人は怒ったりせず、そのまま受け入れてあげましょう。
もちろん、普段していたお手伝いも、無理のない範囲でお願いし、できる範囲で日常習慣を継続できるようにしていきましょう。

*また、テレビの被災地の映像に長時間さらさないようにしてください。こんな時期にと思われるかもしれませんが、アニメやビデオを見る機会を与えてください。これは大人にも大切なことです。
このような状況では誰もが無力感を味わいます。そんなとき、「選択できること」というのはコントロール感を少しだけ取り戻せます。「この番組しか見ない」、「今はこれを見なさい」などと決め付けないように。

http://megalodon.jp/2011-0322-1800-24/blog.nyumonkouza.net/?p=1356
by office-nekonote | 2011-03-22 18:02 | 災害救助


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