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発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死

【衝撃事件の核心】
発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死
MSN産経ニュース 2011.7.3 18:00 (1/5ページ)
http://megalodon.jp/2011-0704-2138-37/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070318010010-n1.htm
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http://megalodon.jp/2011-0704-2141-24/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070318010010-n2.htm
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http://megalodon.jp/2011-0704-2143-43/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070318010010-n3.htm
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http://megalodon.jp/2011-0704-2145-20/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070318010010-n4.htm
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http://megalodon.jp/2011-0704-2147-11/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070318010010-n5.htm



【衝撃事件の核心】
発達障害の娘に注いだ愛情は…教育熱心な母親がなぜ? 岡山・長女監禁致死
MSN産経ニュース 2011.7.3 18:00 (1/5ページ)
http://megalodon.jp/2011-0704-2138-37/sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070318010010-n1.htm
 岡山県内の高等支援学校に通う長女(16)の手足を縛り、自宅の浴室に全裸で監禁して死亡させたとして、母親が逮捕監禁致死容疑で逮捕され、6月に起訴された。長女は中学時代に虐待を受けている子供として認定され、学校と児童相談所が連携して見守っていたという。事件直前には長女が学校側に母親の虐待を打ち明けるなど“SOS”を発信していたが、最悪の事態を防ぐことはできなかった。発達障害などがあった長女を生きがいとして、教育熱心に育児に取り組んでいたという母親。長女への愛情は、なぜ悲劇を招いてしまったのか-。(青木貴紀)

未明の110番

 「娘が風呂場で死んでいます」

 3月1日午前1時20分ごろ、岡山市内のアパートの一室。母親で無職、清原陽子被告(38)が、浴室に倒れている長女の麗さんを見つけ、こう110番した。県警岡山西署員が駆けつけたとき、麗さんは水にぬれた状態で倒れており、すぐに病院に運ばれたが、約2時間後に死亡が確認された。

 清原被告は署員に対し、「しつけのためにやった」と説明したという。麗さんの上半身の数カ所には、つねられたような皮下出血や皮膚の変色があった。

 現場検証や司法解剖の結果、麗さんの死因は低体温症と判明。県警は事件発生から約3カ月後の5月23日、清原被告を逮捕、岡山地検は6月13日に逮捕監禁致死罪で起訴した。

 起訴状によると、清原被告は、2月28日午後8時ごろ、自宅アパートの居室で全裸の麗さんの手足をビニールひもで縛り、翌3月1日午前1時ごろまでの間、浴室内に立たせ、低体温症で死亡させたとされる。

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 担当弁護士によると、清原被告は長女を縛って浴室内に立たせたことは認めたが、「娘の自傷行為を防ぐためだった。不法とはいえない」として、起訴内容を全面否認。公判では無罪を主張する方針だ。また、虐待についても「顔をたたいたことはあるが、傷つけたことはない」と否定しているという。

 一方、地検は清原被告が以前から麗さんの顔を殴るなどの暴行を加え、全裸で手足を縛って立たせていたとみている。「事件当日も、清原被告への恐怖心などから脱出が著しく困難な状況だった」として、同罪に問えると判断した。

 地検は「客観的にみて行き過ぎた行為。自傷行為を防ぐためであっても正当な理由に当たらない」としている。

相談所と学校の連携

 清原被告は平成11年、発達障害などがある麗さんの保育園入園の相談に児童相談所を訪問。以来、相談所で行われる1~2年に1度の定期相談には訪れていた。

 その一方、相談所側が学校から虐待の通告を受けて接触を図ろうとすると、「かかわってもらわなくて結構です」と拒絶し続けたとされる。

 清原被告は夫と別居し、5年ほど前から事件のあったアパートで麗さんと2人暮らしだった。市保健福祉局の田中直子・こども・子育て担当局長は「一生懸命子育てしようとしていたのだと思う」と話す。

 学校から相談所への麗さんの虐待に関する通告は、20年10月から事件前の今年2月までに計4回。相談所は虐待の詳細を把握できていなかったため、学校と連携し、麗さんの様子について情報を共有するようにしていた。

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 高等支援学校は、昨年7月から麗さんの顔などに打撲やすり傷を確認していた。今年に入り、麗さんは友人の弁当を取るなど問題行動が顕著になった。このため、教員が2月4日に麗さんと面談すると、麗さんは清原被告から週2、3度の頻度で虐待を受けていることを初めて打ち明けた。

 「冷水で髪を洗われた」「手足をひもで縛られた」

 麗さんは死亡したときと同様の具体的な虐待内容を教員に説明した。また、「食事を十分に食べさせてもらえない」とも話し、その後も度々空腹を訴え、家に帰ることを嫌がったりしたという。

 事態を重くみた学校は同16日夜、教員が約4時間にわたり清原被告と面談。麗さんのあざについて聞くと、清原被告は「(自分が)やった」と虐待を認めたうえ、「娘をどこにも出したくない」「私が知らないことがあるのは許せない」などと話したという。麗さんを束縛する感情をさらに強めていたとみられる。

 学校側は同22日に相談所に通告したが、相談所側は「緊急性の高い事案ではない」と判断。そのうえで、相談所の医師を兼務していた学校医を介して清原被告と接触を図ろうと考え、面談する日程を調整していた矢先に事件は起きた。

 相談所は「事案の内容や母親の特性などを総合的に考えて、一時保護はしなかった」としている。高等支援学校の校長は「一定の重大性があると認識し、相談所と連携して取り組んでいたが、麗さんを守れずに本当に残念」と悔やんだ。

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教育熱心な母親像

 麗さんは小学3年から週3日、岡山市内のそろばん塾に通っていた。塾へは清原被告が車で送迎。麗さんは休まず通い、今年1月には珠算検定1級に合格した。麗さんは学校の教員に「受かったよ!」とはしゃいで報告したという。

 だが、清原被告は満足することなく、麗さんにさらに上位の段位を取らせるため勉強を続けさせた。塾側が「(段位は)難しいですよ」と諦めさせようとしたが、「それでも勉強を続けさせます」と熱心に話したという。

 事件の数日前から麗さんは清原被告に無断でそろばん塾を早退するようになり、事件当日も「早く帰らせてください」と30分ほどで早退した。清原被告が迎えに行った際に行き違いとなり、麗さんは塾近くの民家の敷地内から出てきたという。

 担当弁護士によると、清原被告は事件直前、麗さんが民家に入ったことについて相談しようと、相談所の医師に電話をかけたが、医師は不在で相談できなかった。そして、自ら麗さんに理由を問いつめたところ、自傷行為の前兆がみられたため、手足を縛ったという。

 学校によると、清原被告は麗さんの問題行動を特に気にかけ、「きちんと学習や活動できるようになってほしい」と期待をかけていた。2月ごろには、麗さんが問題行動を起こすと反省の気持ちを書かせるよう指導。事件後、自宅からは麗さんが「ごめんなさい」と何度も書いたメモが見つかった。

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 麗さんは明るく心配りのできる性格で、将来は「服や靴を売るお店で働きたい」と夢を描いていたという。塾関係者は「事件を聞いてまさかと驚いた。もっと早く虐待に気付いて、話を聞いてあげていれば…」と肩を落とした。

 岡山市は6月、虐待を認知していた市の対応について検証を始めた。問題点や課題を抽出し、半年後までに提言を取りまとめた報告書を作成、公表する予定。

 NPO法人・児童虐待防止全国ネットワークの吉田恒雄理事長は「今回の事件は、母親の苦労が根っこにある。障害のある子供を育てることはすごい負担」と指摘したうえで、「長い経過の中でもっと早い段階で、母親を支援できなかったのか」と疑問を投げかける。

 さらに、「母親の苦しさを、周りの人がどれだけ共感できていたのか。母親の中には、周りに頼りたくない人もいる。児童相談所の接触を拒まれても、これまでの生活で母親が接触してきた地域のどこかの窓口から支援につなげられたはずだ」と話した。

by office-nekonote | 2011-07-04 21:48 | 発達障碍


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