不機嫌なたま猫

友達のお母さんの知り合いのペットショップが閉店するということで、もしかしたらミニチュアシュナイザーをもらえるかもしれないと子どもが先週末から楽しみにしていましたが、ダメでした。
なんともはや・・・

『不機嫌なメアリー・ポピンズ イギリス小説と映画から読む「階級」』新井潤美 平凡社新書273 05年5月10日初版 760円+税を読んでいます。
ボーダーラインやブラッドショウのACOAの本とか差し置いて、イギリス小説のなんちゃらでであります。面白いのでやめられないんです。
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私の学生時代、『JJ』と言う雑誌が流行っておりました。
ミハマの靴やフクゾーのポロシャツ、レースのストッキングのハマトラファッションの全盛期です。
レブロンのブルーのアイシャドウやデイオールの化粧品、ブランド物のバッグなど現在に負けないぐらい流行っておりました。
かくいうたま猫はハマトラをしたことはありませんが、ジュート巻のサンローランのウエッジソールのサンダルをはいたり、当時流行っていたパステルカラーのクレージュのショルダーバッグの変わりに、ランセルのショルダーを使っていました。
今では誰も信じないと思いますが、卑弥呼の高さ8センチヒールのパンプスは22センチをはいていました。2~3年前までお葬式用にとってありました。
謝恩会にはいたダイアナの高さ13センチヒールは21.5センチです。
猪口大臣を見ればわかるように、8センチヒールでも走れます。慣れてしまえばなんということはないのであります。自分でも信じられませんが、おかげで今は外反母趾で困っています
田中真紀子のあのパールの強い口紅、片山さつきの巻き髪など見るたび当時を思い出すたま猫です。
(これって、商品カタログの羅列で時代感を表そうって言うクリスタル世代だからでしょうか?)
でも、20代、記憶がぶっ飛ぶぐらいのおばかをして措置入院をしていたたま猫、具体的なひっかりがないとなかなか記憶を呼び覚ますのは難しいのです。
ともかく、地味なのが売りの私の通っていた大学でもブランド物のバッグは流行っていました。
でも、なんとも重たいのです。ただでさえ重たいバッグの中身は、辞書数冊(今のように電子辞書は無かった。)と教科書等ですから結構な重さになるのでした。
駅の反対側の音大などは制服の一部のようにブランド物のバッグを皆持って歩いていました。ピアノ科や声楽科のように楽器を持ち歩かない人たちは良いのですが、バイオリンやなにやら楽器を持ち歩かないとならない人たちにとっては、かえってブランド物のバッグは邪魔そうでした。
教授曰く、「そういうバッグを自分で持つなんて、君たちは使用人なのか。」
教授の説明では、一生物と言われるほど丈夫な鞄というものは、必然的に重たくなる。何しろ旅行と言っても、ブルジョワ階級以上は一日に何回となく着替える服の他に、お茶の道具、ペット、趣味の持ち物等持って移動するのですから、荷造りから使用人の数から大事です。でも、ご主人様は自分ではトランクなど持って歩きません。いいところペットの狆ぐらいですか。子どもだって乳母や家庭教師がつれて歩くか学校の寄宿舎に入れておけば良いのです。そういうブランド(メゾンと教授はおっしゃっていました。)のバッグをこれ見よがしに持ち運ぶのは趣味が悪いものである。仏ではBCBG(ベーセー・ベージェー)と言いますが、決まった階級以上はメゾンのものは持たないし、大体は使用人に持たせる。
ヨーロッパは今でも階級社会です。自分の分を超えないファッションコードと言うものがあり、それを超えると人から笑われます。ロシア革命の亡命貴族の肩書きがいまだに生きていて、社交界が存続しています。
と言うことで、前に戻ってイギリス小説です。

イギリスも階級性を抜きには語れない小説の歴史があります。
オースティンの小説などそれを抜きに読んでいるとひどい目にあいます。
ハリー・ポッターですらそうです。(映画では配役のため、ロンが本来の階級よりずっと下のワーキングクラスのアクセントで、ハーマイオニーが逆にアッパーのアクセントで話しているそうです。)ハリー・ポッターが遠慮深いのは両親共に優れた魔法使いであるから魔法使いの社会ではアッパークラスなので自分の才能等ひけらかさない英国紳士の伝統を踏んでいるからだそうでした。これを読んでとても納得したたま猫でした。
言われてみれば、クリスティの小説だってやたら家柄が出てきます。牧師は一応重きを置いてもらえるので貧乏でも敬われる設定ですが、出身はどこかうるさく語られます。ジェフリー・アーチャーの小説もそうです。お金があればいいというのではない。出身地や所属していた連隊名などどうしてと言うぐらい詳しく語られます。
これだけ書いておきながら1文にまとめれば、「興味のある人は読んでみると面白いよ。」と言うことだけだったのでした。
どんとはらい・・・
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by office-nekonote | 2006-04-05 00:21 | | Comments(0)


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