しらふで死んでもらうか 飲んでもらって死んでもらうか
甘木掲示板で酒害相談がどうのこうのと盛り上がっていたというか、叩きまくりで正直とても気分が悪かったです。
そのためあまりよく読んでいないのでそれがという話ではなく、以下はそれでふっと思ったことであります。
いつもようにまとまりはありません。
ただ、叩いている方々は お酒をやめても飲酒欲求があるというより「やめさせられた」というのが強いんだろうなあと感じたこと、飲むのをやめてもなにかあれば相手を叩き潰さないと気がすまない感情の強さなど、正直ゲッという感じがしました。
いくらやめていても死ぬときには飲んでから死にたいのかなあと文章を読んで感じた人もいました
これはもともとのことを書かれた人の問題というより、叩いている人たちそれぞれの問題であるように私は考えます。
それが病気での変容なのか、やめてもこうなのだからもともとそうだったのかはわかりません。
たしかに酒害相談の内容を書いたことにたいしては、相手をぼかしてというのは必要だったと思います。
飲んでいる人たちが飲んでいるのは周りには丸見えで(これは本人が家族以上に敏感ですが、残念ながら本人が隠そうとしても無理なんです。で、周りが隠そうとしないと無茶苦茶あたるのね。それを思い出しました。)、正確さをと思われたことなのか良かれと思ったことでもわーるどわいどの世界では必要以上に広がってしまうことが多いので 気をつけなければならないことは多いでしょう。
私がお会いしたことのある断酒会の会長さんたちは、とても腰が低く人格的にも練れていらっしゃる方々ばかりでした。
何人助けたとか相談に乗ったとか、自慢するような人たちではありませんでした。
正直、断酒会の5年10年の方々のほうが、AAの5年10年の方々よりずっとまともな感じがする人が多い(社会適応が進んでいるというのかな?)ように感じます。
たぶん、それは会長さんや会長さんの奥方たちが親身になって、別れずにすんだ夫婦の仲を取り持ち、やめずにすんだ会社(はかえって居心地が悪いもの。)での仕事の仕方など面倒を見て、周りへのお酒で迷惑をかけたことの埋め合わせをさせているからではないかと思います。(ここら辺はグループ間の違いはあるかと思われます。)
AAでは埋め合わせは12ステップの後半で、何年いてもスポンサーシップをきちんととってそこまで進んでいるかは別問題ですから。
もっとも、やめて1~5年の生意気盛りの言動はどちらも同じぐらい腹が立ちますけれど。
それはさておき、家族からすれば、しらふで死んでくれたほうが良いに決まっているじゃないですか。
やっぱりお酒で死んだのか、というのと、がんなりなんなり他の病気は仕方がないにしてもお酒では死ななかったというのは大きな違いです。
以前のアルコールシンドロームに喪中欠礼で仲間の親御さんがなくなったことを知って、お酒でなくて良かったねとつい思うというような文章を私は書いていますが、私自身は自分の父親が何時死んだのかも知りませんし葬式にも出ていません。
病院のワーカーさんに病院の中では優等生で院内の断酒会長をやってくれるが、外に出るとすぐに飲んでしまうので・・・と聞きました。
たぶん、外ではお酒はやめられなかったと思います。
糖尿病から来る白内障をコントロールできずに失明しました。
梅原猛が失明してもその後約20年研究著述を続けましたが、父はそうはできなかった。
病気も病気だけれど愛人も愛人だしと、とついでにぐちを書いておこう。
お葬式ではお清めの御酒を出さない家族もいますし、お墓にお供えや墓石をお酒で洗うなんてもってのほか。
友人のおうちでは、お父様がなくなったときに仕事関係で甘木酒造から大きな花輪が届いたそうですが、お母様さんが「こんな毒を作っている会社から(花輪が)来て。」と花輪をけりまくったそうでした。
もちろん死んでしまえば、好きなだけ飲めばという家族もありますが。
でも、飲んでも飲まなくても家族にはストレス、やめてもやめなくても家族にはストレスであります。
家族にまでそういう思いをさせる病気なのでありまして、ご本人様だけが飲むの飲まないのと苦しんでいるわけではありません。
さっきも書きましたが、ご本人様が自分の病気がばれないようにと必死のとき、家族はお父さんの病気のことを会社にどう言おうか、恋人にどう言おうかであります。
だって言わなくてもばればれですから、どう弁解するかです。
そして、子供の結婚話以前に結婚生活に希望が持てない子供や逆に早く結婚して両親とは違うお酒のない平和な結婚をしたいという子供と割と両極端に別れていたりして、なおにどちらにしても結構な確率でアルコール(アルコールがなければそのほかの)依存の問題のある家庭を作ってしまいがちという結果がまっています。
お酒は切った者勝ちで、本人が納得して断酒会等に参加しても無理無理入院(というより気がついたら入院させられていたでしょうか。)させられても、断酒継続率には違いが出ないと信田さんの話。
結局、薬物ですからとりあえず抜いてからでないとまともな考えはできないわけです。
納得してからお酒をやめると言うのも、時間の問題でますます病気がひどくなってしまい ますます回復しにくくなってしまうことはままあるわけで。
家族やまわりが好きなお酒だからこのまま飲み続けて死んでくれればと言うのは、病気だということを学習していないことや、かって禁酒しようとしたがうまくいかず 下手にやめてもらうよりはもう好きなだけ飲んでさっさと死んでもらったほうがというのがあるのかもしれません。
断酒会の奥方たちの「早く死んで欲しかった」という話は珍しいものではありません。
私だって結婚した当初は何か言って飲まれたら困るのであれこれ気を遣ったり、子供にお酒を飲んでいるところは見せたくないという初々しい妻でしたが、今は何かあると「酒飲んで死ねば。」と言うふてぶてしい妻であります。
使用前使用後のこの変わりようは、飲んでいなくても飲まないだけなら家族はこのように変容するという見本であります。
なんであれ、病気でこのように変化しているのなら、できるならしらふの(元の優しいであろう)夫や父に戻ってから死んで欲しいというのは家族にはあっても不思議ではありません。
ま、どうでもよければ「別に。」というわけで、お酒をやめるのやめないのって家族ががんばることもかなりあるので、これ以上はやりたくないという家族もあるでしょう。
いや、そんなに早く死ななくても良いのであって、なんというか早く死んで欲しいという私の深層心理があちこち出ているのは気にしないでね。
本人と家族はお酒をやめていてもやめていなくても考えることはどうにも違うのだなあと思うことは良くあるのですが、今回もそう思ったのでありました。
そのためあまりよく読んでいないのでそれがという話ではなく、以下はそれでふっと思ったことであります。
いつもようにまとまりはありません。
ただ、叩いている方々は お酒をやめても飲酒欲求があるというより「やめさせられた」というのが強いんだろうなあと感じたこと、飲むのをやめてもなにかあれば相手を叩き潰さないと気がすまない感情の強さなど、正直ゲッという感じがしました。
いくらやめていても死ぬときには飲んでから死にたいのかなあと文章を読んで感じた人もいました
これはもともとのことを書かれた人の問題というより、叩いている人たちそれぞれの問題であるように私は考えます。
それが病気での変容なのか、やめてもこうなのだからもともとそうだったのかはわかりません。
たしかに酒害相談の内容を書いたことにたいしては、相手をぼかしてというのは必要だったと思います。
飲んでいる人たちが飲んでいるのは周りには丸見えで(これは本人が家族以上に敏感ですが、残念ながら本人が隠そうとしても無理なんです。で、周りが隠そうとしないと無茶苦茶あたるのね。それを思い出しました。)、正確さをと思われたことなのか良かれと思ったことでもわーるどわいどの世界では必要以上に広がってしまうことが多いので 気をつけなければならないことは多いでしょう。
私がお会いしたことのある断酒会の会長さんたちは、とても腰が低く人格的にも練れていらっしゃる方々ばかりでした。
何人助けたとか相談に乗ったとか、自慢するような人たちではありませんでした。
正直、断酒会の5年10年の方々のほうが、AAの5年10年の方々よりずっとまともな感じがする人が多い(社会適応が進んでいるというのかな?)ように感じます。
たぶん、それは会長さんや会長さんの奥方たちが親身になって、別れずにすんだ夫婦の仲を取り持ち、やめずにすんだ会社(はかえって居心地が悪いもの。)での仕事の仕方など面倒を見て、周りへのお酒で迷惑をかけたことの埋め合わせをさせているからではないかと思います。(ここら辺はグループ間の違いはあるかと思われます。)
AAでは埋め合わせは12ステップの後半で、何年いてもスポンサーシップをきちんととってそこまで進んでいるかは別問題ですから。
もっとも、やめて1~5年の生意気盛りの言動はどちらも同じぐらい腹が立ちますけれど。
それはさておき、家族からすれば、しらふで死んでくれたほうが良いに決まっているじゃないですか。
やっぱりお酒で死んだのか、というのと、がんなりなんなり他の病気は仕方がないにしてもお酒では死ななかったというのは大きな違いです。
以前のアルコールシンドロームに喪中欠礼で仲間の親御さんがなくなったことを知って、お酒でなくて良かったねとつい思うというような文章を私は書いていますが、私自身は自分の父親が何時死んだのかも知りませんし葬式にも出ていません。
病院のワーカーさんに病院の中では優等生で院内の断酒会長をやってくれるが、外に出るとすぐに飲んでしまうので・・・と聞きました。
たぶん、外ではお酒はやめられなかったと思います。
糖尿病から来る白内障をコントロールできずに失明しました。
梅原猛が失明してもその後約20年研究著述を続けましたが、父はそうはできなかった。
病気も病気だけれど愛人も愛人だしと、とついでにぐちを書いておこう。
お葬式ではお清めの御酒を出さない家族もいますし、お墓にお供えや墓石をお酒で洗うなんてもってのほか。
友人のおうちでは、お父様がなくなったときに仕事関係で甘木酒造から大きな花輪が届いたそうですが、お母様さんが「こんな毒を作っている会社から(花輪が)来て。」と花輪をけりまくったそうでした。
もちろん死んでしまえば、好きなだけ飲めばという家族もありますが。
でも、飲んでも飲まなくても家族にはストレス、やめてもやめなくても家族にはストレスであります。
家族にまでそういう思いをさせる病気なのでありまして、ご本人様だけが飲むの飲まないのと苦しんでいるわけではありません。
さっきも書きましたが、ご本人様が自分の病気がばれないようにと必死のとき、家族はお父さんの病気のことを会社にどう言おうか、恋人にどう言おうかであります。
だって言わなくてもばればれですから、どう弁解するかです。
そして、子供の結婚話以前に結婚生活に希望が持てない子供や逆に早く結婚して両親とは違うお酒のない平和な結婚をしたいという子供と割と両極端に別れていたりして、なおにどちらにしても結構な確率でアルコール(アルコールがなければそのほかの)依存の問題のある家庭を作ってしまいがちという結果がまっています。
お酒は切った者勝ちで、本人が納得して断酒会等に参加しても無理無理入院(というより気がついたら入院させられていたでしょうか。)させられても、断酒継続率には違いが出ないと信田さんの話。
結局、薬物ですからとりあえず抜いてからでないとまともな考えはできないわけです。
納得してからお酒をやめると言うのも、時間の問題でますます病気がひどくなってしまい ますます回復しにくくなってしまうことはままあるわけで。
家族やまわりが好きなお酒だからこのまま飲み続けて死んでくれればと言うのは、病気だということを学習していないことや、かって禁酒しようとしたがうまくいかず 下手にやめてもらうよりはもう好きなだけ飲んでさっさと死んでもらったほうがというのがあるのかもしれません。
断酒会の奥方たちの「早く死んで欲しかった」という話は珍しいものではありません。
私だって結婚した当初は何か言って飲まれたら困るのであれこれ気を遣ったり、子供にお酒を飲んでいるところは見せたくないという初々しい妻でしたが、今は何かあると「酒飲んで死ねば。」と言うふてぶてしい妻であります。
使用前使用後のこの変わりようは、飲んでいなくても飲まないだけなら家族はこのように変容するという見本であります。
なんであれ、病気でこのように変化しているのなら、できるならしらふの(元の優しいであろう)夫や父に戻ってから死んで欲しいというのは家族にはあっても不思議ではありません。
ま、どうでもよければ「別に。」というわけで、お酒をやめるのやめないのって家族ががんばることもかなりあるので、これ以上はやりたくないという家族もあるでしょう。
いや、そんなに早く死ななくても良いのであって、なんというか早く死んで欲しいという私の深層心理があちこち出ているのは気にしないでね。
本人と家族はお酒をやめていてもやめていなくても考えることはどうにも違うのだなあと思うことは良くあるのですが、今回もそう思ったのでありました。
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