時間がかかる
回復には時間がかかります。
アルコール依存症のご本人様のお酒が抜けて、ある程度安定した断酒というかソーバーが続くまで3~5年は必要です。
薬物依存からの回復だって、落ち着くまで薬を使っていた期間の3倍を考えろといいます。
摂食障害だと、やめたいと思ってから体が落ち着くまで7年と聞きました。
家族がお酒を飲んでいる、ギャンブルから足を洗えない・・・
ごく身近にあれこれ真っ最中の人がそばにいる状態では、ご本人様だけではなく家族としてもやりきれない数字かもしれません。
さて、アルコール依存症の家族が皆共依存かどうかと言われれば、はい、そうですと答えるたま猫。
アルコール依存症の人がお酒をやめた後、一番巨大な根っこの問題として出てくるのが共依存。
お酒をやめた後に出てくる、処方箋薬依存や自助グループ内での異性の問題等、「せっかくお酒をやめたのに馬鹿じゃないの!」と言いたくなるような問題は頭が痛いですが、お酒と同様症状に過ぎません。
元々共依存同士の結婚なのです。
日本の文化として、特に女性の共依存傾向というのはジェンダーの問題と絡み望ましいものとしてありました。
長男を産まないと嫁じゃないという社会的な傾向は、ひっくり返せば赤ちゃんを産み続けて子どもを自分や周囲の望むように育てていれば、女性として人間として完璧な私を装う問題と裏表。
ですから、結婚当時が共依存そのものではないとしても、結婚によって共依存になることだってありますし、依存症のある家庭にはDVがつきものですから、DVによる洗脳によって共依存に拍車がかかるということもありえます。
確かに、昨今の共依存や共依存の扱い方には問題があります。
フェミニズムと共依存とが並立するのかという問題はさておき。
夫がアルコール依存になったのは妻のせいではありません。
病気のせいです。
妻は夫のお酒で共依存にされたのだということ。
しかしながら、変な~はっきり書けばクレージーな夫と暮らしていたのですから妻がクレージーになっても不思議はありません。
そのほうが当たり前です。
芥川の『手巾』の西山夫人になるほうがおかしい。
私が妻=母の立場の人たちに、嫌われるのは「アルコール依存症でDV男で女性依存の父と別居して暮らしてしばらくは落ち着いていたが、今度は母が変だと気がついた。」と言ってしまうからです。
原因はそれだけではないとは思いますけれど。(爆)
とにかく、DVの被害によるという切り口で回復をするのか、共依存という切り口で回復するのかは自由ですし、大体似たような結果になると思います。
そのためには、行動を起こすしかありません。
そうして行動をし続ける。
夫に病院や断酒会やAAに行くことを望むなら、その分自分も回復のために何かしないと夫婦のバランスが取れません。
妻の共依存やDV被害の問題は、夫がお酒をやめてから、または別居や離婚をしてからのほうがはっきりわかりやすくなるかもしれませんね。
回復というものは具体的にどうなんだということがなかなか言い表せません。
しかし確実にあります。
ですから、ご本人様だったら、お酒をやめて3ヶ月、1年、3年・・・という人たちを見ながら、こんな感じかなあと探っていくしかないです。
家族も同様です。
さまざまな家族があり、どこの病院に行って良かったのあわなかったの、離婚したほうが良かったのしなくてどうだったの・・・と見て、良いことをまねていくしかありません。
だって、今まで自分の方法でうまくいかなかったのだから、ここらへんでうまくとは言わないまでも何とかなっている人たちの方法を真似しても良いのでは?
ご本人様たちと同様、家族も明日になればこの苦しい状況が一変していないかと考えますが、残念ながらそうはいきません。
それが現実です。
一日一日、もしかしたら1時間1時間、歯をくいしばって我慢することだって多いのが現実かもしれません。
私もかって、日本のAAを始めた人たちの一人の人から、よくこう言われたものです。
「たまちゃん、辛抱だよ、辛抱。」
それを言われたときは、正直、「こういう時にはステップだよ。とか言わないのかい!?」とあきれたものですが、
確かに、ステップ1以前には辛抱がありますね。(笑)
それでも、何とか飲まなければ、辛抱してやりすごせば、それはそれ。
飲んでしまってからのやり直しはダメージが多いのと同様、家族も早まった行動は危険です。
正直、現状維持が精一杯。
現状維持というのは、それでも前よりは悪くならないということです。
回復は下りのエスカレーターを上るようなものと言いますが、何もしなければ下りて行くだけです。
上るためにはさまざまな努力とエネルギーが必要です。
エネルギーは同じことをやっている人たちからもらえます。
回復には時間がかかります。
アルコール依存症や共依存になったのは誰かのせいではありません。
でも回復するのはそれぞれ自分の責任です。
特に家族が共依存やDV被害という言葉が嫌なら、自立でも何でもかまいません。
一人前の大人個人として立てるようになればよいのです。
そのためには自分の時間をとって、時間をかけてゆっくり、もしかしたら後退する事もあるかもしれませんが、確実に安全に回復していく。
一か八かにかけない。
希望はあります。
希望を見つけるのはエネルギーと同様、同じことをやっている人たちの中が多いでしょう。
アルコール依存症のご本人様のお酒が抜けて、ある程度安定した断酒というかソーバーが続くまで3~5年は必要です。
薬物依存からの回復だって、落ち着くまで薬を使っていた期間の3倍を考えろといいます。
摂食障害だと、やめたいと思ってから体が落ち着くまで7年と聞きました。
家族がお酒を飲んでいる、ギャンブルから足を洗えない・・・
ごく身近にあれこれ真っ最中の人がそばにいる状態では、ご本人様だけではなく家族としてもやりきれない数字かもしれません。
さて、アルコール依存症の家族が皆共依存かどうかと言われれば、はい、そうですと答えるたま猫。
アルコール依存症の人がお酒をやめた後、一番巨大な根っこの問題として出てくるのが共依存。
お酒をやめた後に出てくる、処方箋薬依存や自助グループ内での異性の問題等、「せっかくお酒をやめたのに馬鹿じゃないの!」と言いたくなるような問題は頭が痛いですが、お酒と同様症状に過ぎません。
元々共依存同士の結婚なのです。
日本の文化として、特に女性の共依存傾向というのはジェンダーの問題と絡み望ましいものとしてありました。
長男を産まないと嫁じゃないという社会的な傾向は、ひっくり返せば赤ちゃんを産み続けて子どもを自分や周囲の望むように育てていれば、女性として人間として完璧な私を装う問題と裏表。
ですから、結婚当時が共依存そのものではないとしても、結婚によって共依存になることだってありますし、依存症のある家庭にはDVがつきものですから、DVによる洗脳によって共依存に拍車がかかるということもありえます。
確かに、昨今の共依存や共依存の扱い方には問題があります。
フェミニズムと共依存とが並立するのかという問題はさておき。
夫がアルコール依存になったのは妻のせいではありません。
病気のせいです。
妻は夫のお酒で共依存にされたのだということ。
しかしながら、変な~はっきり書けばクレージーな夫と暮らしていたのですから妻がクレージーになっても不思議はありません。
そのほうが当たり前です。
芥川の『手巾』の西山夫人になるほうがおかしい。
私が妻=母の立場の人たちに、嫌われるのは「アルコール依存症でDV男で女性依存の父と別居して暮らしてしばらくは落ち着いていたが、今度は母が変だと気がついた。」と言ってしまうからです。
原因はそれだけではないとは思いますけれど。(爆)
とにかく、DVの被害によるという切り口で回復をするのか、共依存という切り口で回復するのかは自由ですし、大体似たような結果になると思います。
そのためには、行動を起こすしかありません。
そうして行動をし続ける。
夫に病院や断酒会やAAに行くことを望むなら、その分自分も回復のために何かしないと夫婦のバランスが取れません。
妻の共依存やDV被害の問題は、夫がお酒をやめてから、または別居や離婚をしてからのほうがはっきりわかりやすくなるかもしれませんね。
回復というものは具体的にどうなんだということがなかなか言い表せません。
しかし確実にあります。
ですから、ご本人様だったら、お酒をやめて3ヶ月、1年、3年・・・という人たちを見ながら、こんな感じかなあと探っていくしかないです。
家族も同様です。
さまざまな家族があり、どこの病院に行って良かったのあわなかったの、離婚したほうが良かったのしなくてどうだったの・・・と見て、良いことをまねていくしかありません。
だって、今まで自分の方法でうまくいかなかったのだから、ここらへんでうまくとは言わないまでも何とかなっている人たちの方法を真似しても良いのでは?
ご本人様たちと同様、家族も明日になればこの苦しい状況が一変していないかと考えますが、残念ながらそうはいきません。
それが現実です。
一日一日、もしかしたら1時間1時間、歯をくいしばって我慢することだって多いのが現実かもしれません。
私もかって、日本のAAを始めた人たちの一人の人から、よくこう言われたものです。
「たまちゃん、辛抱だよ、辛抱。」
それを言われたときは、正直、「こういう時にはステップだよ。とか言わないのかい!?」とあきれたものですが、
確かに、ステップ1以前には辛抱がありますね。(笑)
それでも、何とか飲まなければ、辛抱してやりすごせば、それはそれ。
飲んでしまってからのやり直しはダメージが多いのと同様、家族も早まった行動は危険です。
正直、現状維持が精一杯。
現状維持というのは、それでも前よりは悪くならないということです。
回復は下りのエスカレーターを上るようなものと言いますが、何もしなければ下りて行くだけです。
上るためにはさまざまな努力とエネルギーが必要です。
エネルギーは同じことをやっている人たちからもらえます。
回復には時間がかかります。
アルコール依存症や共依存になったのは誰かのせいではありません。
でも回復するのはそれぞれ自分の責任です。
特に家族が共依存やDV被害という言葉が嫌なら、自立でも何でもかまいません。
一人前の大人個人として立てるようになればよいのです。
そのためには自分の時間をとって、時間をかけてゆっくり、もしかしたら後退する事もあるかもしれませんが、確実に安全に回復していく。
一か八かにかけない。
希望はあります。
希望を見つけるのはエネルギーと同様、同じことをやっている人たちの中が多いでしょう。
by office-nekonote
| 2010-06-11 14:37
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