児童時の性的虐待の損賠請求棄却 女性「泣き寝入りしろと...」

児童時の性的虐待の損賠請求棄却 女性「泣き寝入りしろと...」
FNNニュース 2013年4月16日
子どものころに受けた性的虐待で心に傷を負ったとして、30代の女性が親戚の男性を訴えていた裁判で、16日、判決が言い渡された。この裁判では、「時間の壁」が争点となっていた。
北海道出身の30代の女性・なおみさん(仮名)。
なおみさんは「初めは、頭を触るとか、服の上から胸を触るとか、お尻を触るとかから始まって、どんどん(行為は)エスカレートしていって」と語った。
なおみさんは、3歳から8歳まで性的虐待を受けた過去に苦しみ、自殺未遂を繰り返してきたという。
なおみさんは「寝ている時に、服やパジャマを全部脱がされたり、胸を触られたり、最後は、8歳の時には、強姦行為までいってしまって」と語った。
性的虐待を行っていたとされるのは、なおみさんの母親と血がつながった親戚の男性だった。
およそ30年前に行っていた性的虐待について、現在、どう考えているのか、FNNが親戚に直撃した。
なおみさんに性的虐待をした親戚の男性は「(なぜ性的虐待をした?)そのときはね、わたしもしたっていうか。おさわりバーだって、あなた行っているかどうか知らないけど、キャバレーたくさんあるでしょ。飲み屋さん、ああいうところでは、ほとんど触らせるんですよ」と語った。
男性は、親戚の子どもへの性的虐待を、「風俗店での行為と同じだ」と説明した。
男性は「(それはお金払ってですよね?)お金払ってですよ。ただわたしは、そのときに(なおみさんに)添い寝してて、添い寝しててね、スケベ心だったんだろうな、その時は。(子どもじゃないですか?)そりゃわかってますよ」と語った。
なおみさんは、その後、結婚したが、7年前にはうつ病と診断されるなど、結婚生活の半分は病気との闘いだった。
なおみさんの夫は「自分がちょっと目を離すと、飛び降りているんじゃないかと、常に不安があった。家に帰って、ドアを開けたら、家内が首をつっているんじゃないかと、いつも心配したり」と語った。
そんなとき、なおみさんは、東日本大震災で身内が亡くなるという悲しみと向き合う被災者たちの姿を見て、自らの過去と立ち向かうことを決意した。
なおみさんは「この問題と、加害者とちゃんと向き合わないと、自殺願望とかを消せないんじゃないか」と語った。
震災後の2011年4月、病院で医師に過去の事実を告白し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。
診察代や交通費は、月6万円ほどかかるという。
なおみさんは「本当は、勉強とか趣味とかに使える、普通の人が楽しんだり、娯楽に使える時間を、そういった治療に、お金も時間も使わなければいけない。それをどうして、加害者に負担してもらえないんだろう」と語った。
親戚の男性が行った性的虐待は、強姦罪などにあたる疑いがあるが、すでに10年の公訴時効が過ぎていて、今の日本の法律では刑事責任を問うことはできない。
なおみさんは「特に親族の場合は、ほとんど誰も訴えてくれなくて、捕まらなかったり、裁判にすら全くならないという状況でいいのかなって」と語った。
そこで、なおみさんは、加害者の男性を相手取り、およそ3,200万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
しかし民法では、「不法な行為から20年が経過する」と、損害賠償の請求権が無条件に消滅する「除斥期間」が定められている。
そこで、この裁判で最大の争点となったのが、除斥期間をいつから数え始めるか、「起算点」がどこになるか。
なおみさん側は、PTSDの診断が出た2011年が起算点だとして、損害賠償請求権は存在すると訴えている。
なおみさんを診断する加茂 登志子教授は「彼女が、本当にこの病気を認識したのは、ほんの2年前ですからね。医療と司法の世界は、違うと思うが、何らかの形での救済策があるべきだと思います」と語った。
一方で、加害者側は、最後の性的虐待があった1983年ごろを数え初めとして、20年以上たっていることから、なおみさんに損害賠償請求権はないと主張している。
そして16日、釧路地方裁判所で言い渡された判決は、「除斥期間の経過により、請求権は消滅した」とするもの。
なおみさんの請求は棄却された。
裁判所は、争点となった起算点について、「PTSDを発症した6歳から7歳ごろで、具体的に診断を受けた時点ではない」とした。
この判決について、なおみさんは16日、「弁護士も加害者も出廷しない、裁判でいいのかなと。この判決は、わたしが20年以内に訴えなかったから、PTSDの治療費も、今後、自分で払い続けて、泣き寝入りしなさいという判決なんだと受け止めました」と語った。
また、山田秀雄弁護士は「どんな犯罪だったとしても、公訴時効になれば訴追できないのと同じように、民事上の損害賠償請求も、性的虐待があったことは許されないことですが、損害の自覚というものに、潜伏期間があったとしても、30年は、長きに失するのではないかという発想が、裁判所の中にあったのではないかと考えます」と語った。

http://megalodon.jp/2013-0417-2240-04/www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00244216.html
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by office-nekonote | 2013-04-17 22:43 | 児童虐待


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