自助グループ
児童虐待の世代間連鎖については以前にも書いたことがありますが、CAPではない設定になっています。森田ゆりさんのアメリカの大学のデータを孫引きで、小さいときに暴力を受けても自分も暴力を振るうようになる人は全体の3分の1、振るわないのは残り3分の2と言っています。
しかし、振るわない人の半分(全体から見ると3分の1)は自分に暴力を振るうとは言います。(各種依存症や神経症、自傷行為など)これは森田さんの考えで、虐待を受けた人が皆虐待をするようになるという神話に振りまわされて結婚できない・子どもを生めないと思いつめる人たちがいるので、そういうことはないとまず言ってあげないとならないからということのようです。
http://blog.hitachi-net.jp/archives/20043384.html(リンク先訂正しました。)
「ウィメンズネット「らいず」がアンケート調査を実施、DVの「世代間連鎖」をアンケートで統計的に証明」という記事は、逆に同じような数字でも連鎖するというほうに捉えています。(らいずのHPが見当たらないので代わりのデータを載せているヴログです。)
数字の解釈はどうにでもなるので、目の前の人が何を求めているかで解釈を変えるということを私はあつかましくもやっています。
自助グループというのはAA(アルコホーリクス・アノニマス)が起源とされています。
後に日本でも始る断酒会もアメリカまでAAに経験を求めに行っています。
現在ではお酒をはじめいろいろな依存症の本人、家族と友人などのグループがあります。
クォーターニティのリンクの自助グループのところからそれぞれのHPに行けます。
以下は私の体験でという話です。
私が鬱病で措置入院しているとき、主治医はお手上げ状態。
ちょうど久里浜病院に研修にいっていらっしゃった先生がアルコール依存症の家族ということで治療したらどうだろうと始まり、教授もOKを出したのでしょう。
助教授のパートナーが父の同僚でお酒や愛人との生活やなどのうわさは入っていたようでした。
そうは言っても当時はまだまだ文献は少ないし、どこへ行けばどういう集まりがあるのかもわかりませんでした。
当時は家庭がある人は断酒会、独り者はAAにドクターたちに振り分けられていたようです。
そもそも、いきなり父親はアルコール依存症だ、家族も病気だと言われても困惑のほうが先でした。
いきなり病気だなんて言われてもこちらが損するようで、その上家族も共依存で、本人を病気にさせたような物言いは踏んだり蹴ったりでした。病気で今までのことをチャラにするのかと怒りがこみ上げました。
今もこの誤解は勉強不足の医療福祉関係者たちの間ではジェンダーと重なって続いているようです。
アルコール依存症の妻たちの種類を何パターンかに分けて説明した文献を読めと渡されて読みました。英語は難しくはないのですが中身がピンとくるんだかこないんだか。そう言われればそうかもしれないと思いますが、まず病気だということが受け入れられません。
ちょうど東北新幹線ができたころで、主治医と久里浜帰りの先生と看護婦さんと3人付き添いつきで目白のカテドラルで行われたオープンアラティーンに参加しました。
世の中に同じような経験をした人たちがいるというのは頭で考えれば当たり前なのですが、信じられるようで信じられませんでした。
同じ立場の同じ病気の同じ経験をした人たちが世の中にほかにいるということは私にとってはとんでもない驚きに満ちた世界が開けたようなものでした
話を聞けば聞くほど変な感じとしかいいようがありませんでした。
とりあえずその日は日帰りなので帰りましたが、帰ってからのほうが聞いた話が体に応えました。
その後、入院中でしたが地元の断酒会に参加し始めました。
断酒会は12ステップグループと違って夫婦や親子で参加できます。
12ステップグループは基本的にはクローズド(本人だけ)とオープン(他の立場の人も話は聞けるが発言はできない。)と2種類あり、クローズドが普通です。
地元の断酒会は全国的にもまれな断酒歴十数年の会長さんがいました。
そもそもお酒を飲まないでいられるのが不思議でした。
普通の人は飲んだり飲まなかったりしていても当たり前ですが、アル中さん達が飲まないでいるということがおかしい。
ある人が「夫が新婚早々、お酒は止めようと思えばいつでも止められるんだと言っていたのが意味は分からないけれど記憶に残っています。」と話されていました。それはお酒を止める本人たちに会えばよく分かるでしょう。
オマエは酒なんか(覚醒剤・シンナー・買い物・異性など)止めることなんかできないと、何度も止めさせようとして失敗した周りの人間達に散々言われてきた言葉に反論しているのです。
私も何度も父のお酒のコントロールにつき合わされました。
一升瓶があればあればあっただけ飲んでしまうから、晩御飯の前にその夜の飲む分(2合~4合)買いに行かされました。でもまたお使いに行かされるのでした。
でもどうやら、ほんとに飲んでいなさそうだ。
会員の人達もお酒を止めたいと心底思っているようだ。
これまた自分と同じような人たちがたくさんいると同じで信じられるようで信じられませんでした。
隠れて飲んでいるのではないか、休み休み飲んでいるのではないか・・・と言うことは残念ながら無いようでした。
一人では止められないけれど、仲間とならば止められるという決まり文句も胡散臭いといえば胡散臭いのですが、ほかに言い様は無いのが困り物。
意志の力が強くてお酒を止めているようではありませんでした。
意思の力が強いのなら、飲むためなら何でもします。
毎日毎日雨が降ろうと風が吹こうと、胃が痛かろうと熱があろうと お酒を飲み続けるということはそれこそ意思が強くなければできません。
タバコとお酒の依存症者は日々努力の優良納税者なんです。
でも現在は両方とも依存症ということで保険を使って医療を受けることができます。
そしてもっと困ったことに止める止めると口で言っていても、人により止められる人と止められない人といました。
意志の力では止められない。
これまたどう考えればいいのか。
お酒を止めて最初の数ヶ月は禁断症状の続きなのか体がお酒を求めるようでこの期間は滑って転んでの繰り返しのようでした。
一年かもう数年は我慢して飲まないでいられる様でもありました。
ただそれ以上となると自分で止めるというより、飲まない生き方をするようになると言う様で、それはどこから来るのかと言うとただ断酒会に通っていれば良いという訳でもないようでした。
続く
しかし、振るわない人の半分(全体から見ると3分の1)は自分に暴力を振るうとは言います。(各種依存症や神経症、自傷行為など)これは森田さんの考えで、虐待を受けた人が皆虐待をするようになるという神話に振りまわされて結婚できない・子どもを生めないと思いつめる人たちがいるので、そういうことはないとまず言ってあげないとならないからということのようです。
http://blog.hitachi-net.jp/archives/20043384.html(リンク先訂正しました。)
「ウィメンズネット「らいず」がアンケート調査を実施、DVの「世代間連鎖」をアンケートで統計的に証明」という記事は、逆に同じような数字でも連鎖するというほうに捉えています。(らいずのHPが見当たらないので代わりのデータを載せているヴログです。)
数字の解釈はどうにでもなるので、目の前の人が何を求めているかで解釈を変えるということを私はあつかましくもやっています。
自助グループというのはAA(アルコホーリクス・アノニマス)が起源とされています。
後に日本でも始る断酒会もアメリカまでAAに経験を求めに行っています。
現在ではお酒をはじめいろいろな依存症の本人、家族と友人などのグループがあります。
クォーターニティのリンクの自助グループのところからそれぞれのHPに行けます。
以下は私の体験でという話です。
私が鬱病で措置入院しているとき、主治医はお手上げ状態。
ちょうど久里浜病院に研修にいっていらっしゃった先生がアルコール依存症の家族ということで治療したらどうだろうと始まり、教授もOKを出したのでしょう。
助教授のパートナーが父の同僚でお酒や愛人との生活やなどのうわさは入っていたようでした。
そうは言っても当時はまだまだ文献は少ないし、どこへ行けばどういう集まりがあるのかもわかりませんでした。
当時は家庭がある人は断酒会、独り者はAAにドクターたちに振り分けられていたようです。
そもそも、いきなり父親はアルコール依存症だ、家族も病気だと言われても困惑のほうが先でした。
いきなり病気だなんて言われてもこちらが損するようで、その上家族も共依存で、本人を病気にさせたような物言いは踏んだり蹴ったりでした。病気で今までのことをチャラにするのかと怒りがこみ上げました。
今もこの誤解は勉強不足の医療福祉関係者たちの間ではジェンダーと重なって続いているようです。
アルコール依存症の妻たちの種類を何パターンかに分けて説明した文献を読めと渡されて読みました。英語は難しくはないのですが中身がピンとくるんだかこないんだか。そう言われればそうかもしれないと思いますが、まず病気だということが受け入れられません。
ちょうど東北新幹線ができたころで、主治医と久里浜帰りの先生と看護婦さんと3人付き添いつきで目白のカテドラルで行われたオープンアラティーンに参加しました。
世の中に同じような経験をした人たちがいるというのは頭で考えれば当たり前なのですが、信じられるようで信じられませんでした。
同じ立場の同じ病気の同じ経験をした人たちが世の中にほかにいるということは私にとってはとんでもない驚きに満ちた世界が開けたようなものでした
話を聞けば聞くほど変な感じとしかいいようがありませんでした。
とりあえずその日は日帰りなので帰りましたが、帰ってからのほうが聞いた話が体に応えました。
その後、入院中でしたが地元の断酒会に参加し始めました。
断酒会は12ステップグループと違って夫婦や親子で参加できます。
12ステップグループは基本的にはクローズド(本人だけ)とオープン(他の立場の人も話は聞けるが発言はできない。)と2種類あり、クローズドが普通です。
地元の断酒会は全国的にもまれな断酒歴十数年の会長さんがいました。
そもそもお酒を飲まないでいられるのが不思議でした。
普通の人は飲んだり飲まなかったりしていても当たり前ですが、アル中さん達が飲まないでいるということがおかしい。
ある人が「夫が新婚早々、お酒は止めようと思えばいつでも止められるんだと言っていたのが意味は分からないけれど記憶に残っています。」と話されていました。それはお酒を止める本人たちに会えばよく分かるでしょう。
オマエは酒なんか(覚醒剤・シンナー・買い物・異性など)止めることなんかできないと、何度も止めさせようとして失敗した周りの人間達に散々言われてきた言葉に反論しているのです。
私も何度も父のお酒のコントロールにつき合わされました。
一升瓶があればあればあっただけ飲んでしまうから、晩御飯の前にその夜の飲む分(2合~4合)買いに行かされました。でもまたお使いに行かされるのでした。
でもどうやら、ほんとに飲んでいなさそうだ。
会員の人達もお酒を止めたいと心底思っているようだ。
これまた自分と同じような人たちがたくさんいると同じで信じられるようで信じられませんでした。
隠れて飲んでいるのではないか、休み休み飲んでいるのではないか・・・と言うことは残念ながら無いようでした。
一人では止められないけれど、仲間とならば止められるという決まり文句も胡散臭いといえば胡散臭いのですが、ほかに言い様は無いのが困り物。
意志の力が強くてお酒を止めているようではありませんでした。
意思の力が強いのなら、飲むためなら何でもします。
毎日毎日雨が降ろうと風が吹こうと、胃が痛かろうと熱があろうと お酒を飲み続けるということはそれこそ意思が強くなければできません。
タバコとお酒の依存症者は日々努力の優良納税者なんです。
でも現在は両方とも依存症ということで保険を使って医療を受けることができます。
そしてもっと困ったことに止める止めると口で言っていても、人により止められる人と止められない人といました。
意志の力では止められない。
これまたどう考えればいいのか。
お酒を止めて最初の数ヶ月は禁断症状の続きなのか体がお酒を求めるようでこの期間は滑って転んでの繰り返しのようでした。
一年かもう数年は我慢して飲まないでいられる様でもありました。
ただそれ以上となると自分で止めるというより、飲まない生き方をするようになると言う様で、それはどこから来るのかと言うとただ断酒会に通っていれば良いという訳でもないようでした。
続く
by office-nekonote
| 2005-11-25 21:35
| アディクション
たまちゃんの その日暮しの手帳
by office-nekonote
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
カテゴリ
全体災害救助
うちの催し物
お勧め催し物
アディクション
AC
子どもたち
暴力
児童虐待
教育
発達障碍
メンタルヘルス
ジェンダー
CAP
本
映画・美術
その日暮し
政治経済
ねこまんま
ヘブンリー・ブルー2010
ヘブンリー・ブルー
ヘブンリー・ブルー2011
ゴーヤ2011
サブカルチャー
ネコマンガ
ほぼ今日のお言葉
DVの根絶のための掲示板の記録
虐待世代間連鎖の掲示板の記録
ねこまんま倶楽部の記録
貧困
未分類
以前の記事
2021年 06月2021年 02月
2021年 01月
2020年 10月
2020年 06月
more...
お気に入りブログ
URGT-B(ウラゲツブログ)NANO-GRAPH BURO
『心の家出』
のんびりのびのび
ばーさんがじーさんに作る食卓
私を助ける声を探して::...
毎日チクチク
AAセクシュアルマイノリティ
あるのすさび
アル中ララバイ
出会いの瞬 M...
猫の手通信・ニュースデータ
パンドラの希望を
marimo cafe
アルでHyde
アルでHydeの研究室
alNOVELS 遥か...
海王の散歩道
猫の手通信・お料理メモ
今日のスイーツ、なに?
猫の手通信・猫のカーテン
月の満ち欠け
猫つぐら家のごはん日記
子猫の手通信
おひるねTIMES
リカバリー・ダイナミクス...
実時間 (what's ...
SAFER
ここのところfacebookを中心に更新していることのほうが多いです。
@nekonotetama
https://twitter.com/#!/nekonotetama
リンク集
猫の手通信・ニュースデータ
http://catspaws.exblog.jp/
猫の手通信・お料理メモ
http://catsrecipe.exblog.jp/
猫の手通信・猫のカーテン
http://mofmofcat.exblog.jp/
猫つぐら家のごはん日記
http://nekotugura.exblog.jp/
子猫の手通信
http://kittenspaw.exblog.jp/
本棚
http://booklog.jp/users/office-nekonote
エキサイトブログ以外の仲間のHP・ブログ
心の家路
ようこそ「酒害」なくそうネットへ
酒を飲まないやつら、集まれ!
みつる日記 思ったことを素直に
交野市断酒会
It's a beautiful life.
アルコール依存症からの回復のために
ゆっくり走り。ゆったり生きる。ぎんねこの日々。
塵も積もればヒキコモリ@僕は在日宇宙人
未来蝶.net
Amy-アミィ- 摂食障害自助グループ
ギャンブルをやめたい。
http://wewill.dtiblog.com/
オレンジリボン・キャンペーン
@nekonotetama
https://twitter.com/#!/nekonotetama
リンク集
猫の手通信・ニュースデータ
http://catspaws.exblog.jp/
猫の手通信・お料理メモ
http://catsrecipe.exblog.jp/
猫の手通信・猫のカーテン
http://mofmofcat.exblog.jp/
猫つぐら家のごはん日記
http://nekotugura.exblog.jp/
子猫の手通信
http://kittenspaw.exblog.jp/
本棚
http://booklog.jp/users/office-nekonote
エキサイトブログ以外の仲間のHP・ブログ
心の家路
ようこそ「酒害」なくそうネットへ
酒を飲まないやつら、集まれ!
みつる日記 思ったことを素直に
交野市断酒会
It's a beautiful life.
アルコール依存症からの回復のために
ゆっくり走り。ゆったり生きる。ぎんねこの日々。
塵も積もればヒキコモリ@僕は在日宇宙人
未来蝶.net
Amy-アミィ- 摂食障害自助グループ
ギャンブルをやめたい。
http://wewill.dtiblog.com/
オレンジリボン・キャンペーン